「オムライスを食べられない女子」は正しかったのか

「鯨漁は残酷」という欧米からの批判に続いて、フォアグラ弁当の販売禁止のニュースを読みながら、「卵用鶏の悲惨」さに敵うものないないよなぁと思って何となくググってみたら私の記憶よりよっぽど残酷だった。

 

■私の記憶の卵用鶏の扱い

・鶏舎に縛り付けられて歩けないというか宙に浮いていて爪も伸び放題

・卵産出量を増やすため照明調整されて光を浴び続けさせられる

・産卵量が減ると加工食肉として処理、だいたい1年持たない

・オスは産まれた瞬間にあの世行き

 -食肉用鶏じゃないので育てても美味しくない

 -昔、夜店で売っていたのは鶏卵用雄鶏のヒヨコだったらしい

 

■調べた結果の追記

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孵卵場では、卵からひながかえると、まず、雌雄の選別が行われる。雄のひなは、選り抜かれ、塩化ビニール製の箱の中にポイポイと放り込まれる。箱がひなで一杯になると、その箱は、場内の片隅に無造作に積み重ねられて行く。
上段の箱の中では、すし詰めになったひよこたちが元気良くピヨピヨと鳴いている。ところが、下段になるにつれ、積み重ねられた箱の重みで、ひよこは、押しつぶされて行き、最下段の箱ともなると、黄色っぽい羽毛の敷物の如く平らになってしまって、もはや、一羽一羽の境界さえ定かでない。この様を目の当たりにしたとき、私は、の悲哀をしみじみと感じざるをえなかった。

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http://www.morieisuke.com/essey05.html 森英介衆院議員ブログより抜粋

 

・・・えっと圧死ですか。。。しかも徐々に、、、やな死に方です。

場合によってはこの後ミキサーに掛けられて鶏糞肥料の添加物に使われるという情報も見つけましたが、ソースは確認できず。まぁ、鰊肥料みたいなもんですな。

 

ここまで調べて突然と思い出したのが「オムライスを食べられない女子」

http://kirei.woman.excite.co.jp/news/detail/20110426162331_pch19894

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4. レストランではオムライスを食べられない女をアピールせよ
男とレストランに入ったら、真っ先にオムライスなどの卵を使った料理を探して「あーん! 私これ食べられないんですよねぇ~(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして? 嫌いなの?」と聞かれるので、「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして食べられないの?」と聞かれるので、うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうじゃないですかぁっ! 赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)。ピヨピヨとすら鳴けないんですよ……」と身を震わせて言うのです。

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そう、卵を割ったら(孵化したら)、オスのヒヨコはことごとく死んでしまうのです。

「生まれてないのに」の部分は正確には「生まれた瞬間に」ですが、まぁ大意として有意な差はありません。

この鶏卵工場の現状を知りつつ「オムライスを食べられない女子」を書いたとしたらエビオス嬢畏るべしです。

 

 

 

 

スマホ向けサイトについて

うちの会社はコンシューマー向け中心のメーカーさんなので、スマホ向けにはスマホ表示になるような仕組みがあります。

でも、BtoBがメインの私の担当しているサイトでは導入をしていないというか、スマホで見たときもPC表示のままにしています。システム的には同じフォーマットに載っているのでスマホ表示させようとすれば明日にも出来るんですが、デメリットの方が大きすぎるため一度勝手にスマホ表示に移行させられたのを無理やりPC表示に戻させています。

 

なんでスマホ表示がダメなのかというと

「自社のスマホ表示システムがBtoC向けに設計されていてビジネスに適していない」ためです。

スマホ表示に限った話ではなく自社全体のWeb設計がBtoC向けにカスタマイズされているので、PC表示のスタイルシートにも多々多々不満はあるはあるんですが、スマホ表示になるといくつか根本的な問題が発生します。

 

問題点1.商品DBサイトになっている

Web全体でもその傾向はあるんですが、スマホ向けは特にEC向けサイトのデザインやテクニック論が幅をきかせているというか、EC向けに開発されたフォーマットを他サイトでも流用していることが多いです。キャッシュを産み出すEC向けの方が、単なる効果の分からない広告宣伝費扱いのメーカーWebサイトより、投資額が多いのは当然で必然的な帰結ではあります。

自社のスマホ向けサイトも、そういう既存のものを買ってきてPC表示のWebサイトをスマホ表示させるようにしているので、とってもECチックです。ECチックでも実用で困らなければいいのですが、個別商品の紹介(機能・仕様表の表示)及び商品比較が優先表示されるようになっています。つまりはAとBという製品を見比べて違いを判断することに重点が置かれていて「その商品で何が出来るか」とか「組み合わせてどう使う」のような情報がありません。BtoBとして重要な"ソリューション"が上位導線から消えてしまっているんですね。

ついでにいうと個別製品のページからソリューションのページに飛ぶと、ソリューションページはスタイルシートとは別に独自設計されているのでスマホ表示されずにPC表示となります。。。

 

問題点2.既存顧客サポートという概念の欠如

BtoB向け製品ですとファームアップやらセミナーのご案内のような、購入済み顧客向け情報が重要です。というかサイトにアクセスする人の半分以上がマニュアルだったり設定例を見にくる「購入済み顧客」もしくは「顧客に繰り返し提供する販売代理店」です。

BtoC向け製品では、アップル社でもなければ毎週のように同一メーカーのサイトにチェックにきて「あれを買おうこれを買おう」と悩んだり、「買った商品のホームページをなんとなく見に来る」ということは少ないです。(超推測、ソース無し)

どちらかというと店頭で「この商品どんな商品だろう」とスマホでメーカーサイトをチェックするという使い方がメインになるので「問題点1.商品DBサイトになっている」でも書いたように、BtoCでは商品DBサイトに

するのは合理性があります。

しかし、BtoB向け製品では「店頭でちょっと情報を見て購入する」という購入導線はありません。スマホ/タブレットでサイトを見るというのは「客先での設置作業時/トラブルシューティング」がメインと想定されます。

そこで必要とされているのは個々の製品のスペックではなく「マニュアル/設定例にすぐ辿り付ける」など必要とされる情報への素早いアクセス性です。ユーザーは普段は会社のPCで製品サイトを見ていますので、出先でサイトを開いたときにPCと違う表示と導線というのは混乱の元です。何度も同じサイトに来て、かつスマホで見るのは特殊なケースと考えるとスマホ向け表示というのはメリットがありません。

最近、タブレットで見ている人は増えていますが、タブレットの画面サイズならPC表示でそれこそ構いません。

 

問題点3.スマホ向けにも導線設計をし直す必要が出てくる

商品ページで機能と仕様さえ確認できれば構わないコンシューマー向けサイトならともかく、BtoB製品では製品ページ内だけでユーザーの求める情報を提供しきるのは難しいです。上述のように製品ページを訪れるのは購入検討者だけでなく既購入者も多いですし、また属性も「エンドユーザー」だけでなく「販売店」や「SIer(構築業者)」など多岐にわたります。BtoC向けサイトの導線設計は「エンドユーザー視点」だけで問題ありませんが、BtoB製品ではそれぞれのお客様が必要とする情報に簡単にアクセスできる導線設計が重要となります。

(導線の問題はサイト内検索が精度高ければ余り考えなくてもいいのかもいしれませんがWebページ内の検索窓は「全社検索」になってしまっていて、他事業部の商品まで検索に掛かってしまうので余り役に立っていません。)

ということで、PCサイトの導線設計は非常に気を使って設計されています。スマホ表示だとサイドナビとかバナー類が丸ごと吹っ飛ばされるので、そうした導線設計が全て狂ってしまいます。

またPCサイトを作成するだけでも導線設計と運用時のリンク漏れやリンク消し忘れなどについては定期的なチェック&メンテナンスをしないと修正抜けが発生しますが、スマホ表示もあると二重にチェックする必要が出てきて、且つPCでなくスマホ/タブレットでチェックしなくてはいけないことになります。かなり面倒くさいです。コンシューマービジネスをしていて「スマホ対応しないとユーザー要望に応えられない」ということであればともかく、BtoB製品では会社のPCで製品チェックするのをまだまだ前提で考えて問題ありませんので、そこの工数を投下する気にはならないのですよね。

 

ということで「スマホ表示対応」なんていうと、ついつい「やった方がいいよね~」みたいな反応があるんですが、商品やビジネスによってはデメリットの方が大きいということをコンシューマーやEC向けばっかりやっているWeb屋さん達には理解して欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対象製品、対応製品、適用製品、適応製品、・・・、、、

取付金具の取扱説明書を読んでいたら"適用製品"と取付可能な製品一覧が記載されていた。しかも文中には「・・・本製品の適応製品は・・・」と書かれており、同一文書内の語句揺れまである始末。

 

「"適用製品"にしろ"適応製品"にしろ変だよな。たしかカタログは"対応製品"か"対象製品"って記載していたはずだったな、どっちだっけ?」と思って確認したら「カタログに"対応製品"、ホームページに"対象製品"」と書いていた・・・orz

えぇ、カタログ/ホームページを作ったのは私です。自称「私設語句揺れ撲滅委員会会長」の当人の私です。。。

 

気を取り直して、私のミスは棚に上げておいて、"対象製品、対応製品、適用製品、適応製品"とひとつのことに四通りの単語が併用されている現状。

国内モデルだけだったら正直別になんとかなるんですよね。これまでもなんとかなってきた訳で、誰からも指摘されてないし・・・。

ユーザーもちゃんと読み替えてくれるというか、気がつかない人が大多数で、気が付いても流してくれる。

 

多言語翻訳を始めるとこれがどっちらけになってくる。

翻訳会社からの問い合わせリストが長大になり、挙句の果てに当初見積もりに無かった「単語寄せ作業代」を請求されたりする羽目になる。

一般的に翻訳作業って「日本語→英語→多言語」というフローで行われるので、日本語のブレは英語で撲滅しておかないと多言語翻訳が破綻します。

英語で破綻するのを防ぐにはどうするかというと、日本語の用語管理をしっかりしなくてはならないと・・・。

 

同じ人が作っていても(カタログ"対応製品"/ホームページ"対象製品")とぶれるのだから、担当者の注意力や人間系のダブルチェック意識ではどうしようもありません。

(ここら辺のダブルチェック意識を持っているのがミスってる本人くらい、という事情もありつつ)

 

新潮社の校正担当者に文書一式チェックしてもらって、ルールブック書いて欲しい・・・。

 

取扱説明書制作におけるページ単価見積りを終わりにしたい

取扱説明書の外注制作単価ってページ単価であることが多いです。

製版コストでの積上げと作業量という観点は妥当性があるというか、それ以外に受発注両社の合意が取りやすい評価尺度が無いので、未だに算定基準として用いられているというのが正直なところでしょうか。

でも「良い取説」って短くって簡潔で、必要なところだけ読んでトラブルや引っかかっているところを解決してくれる取扱説明書なんですよね。

欲を言えばアップルの製品みたいに取扱説明書なんて最低限しか入っていないのが好ましい。取扱説明書読まなくても使えるのが最高の製品で、取扱説明書なんてないほうがいい。当然です。

でも、世の中の製品はそこまでシンプルにできるものばかりではないし、取扱説明書をなしにすると使えなくなる、使いずらい製品も当然ある訳で、取扱説明書というのはまだまだ必要です。でもいずれにしろ取扱説明書が分厚くて何処に何が書いてあるのか分らない、メーカーの客相に問合せて「何ページをご参照ください」と言われて初めて書いてあるのに気がつく、なんていう取扱説明書は最低です。(一時期の東芝みたいに分厚くって、しかも分冊で、でもINDEXがしっかりしてるから論理構造が分ればすごく分りやすい探しやすい取扱説明書っていうのも好きですが、あれって理系や家電好きな人以外には多分取扱説明書の取説が必要だったんじゃないかとも思います。)

閑話休題。。。

いずれにしろ大筋で「取説は簡潔で分りやすいものが望ましい」という点についてはあまり異論は無いと思うんですが、制作側からすると困ったことに取扱説明書制作を外注すると制作コストが「ページ単価」なのです。

「短く簡潔で、製品思想が伝わり、読んですぐ分って必要な情報に辿りつきやすい取扱説明書を"少ないページ数"で作ってね」とお願いする理不尽さwww

以前「ロゴデザインなんて5,000円でもいいんじゃね?」と言って炎上してしまった事案がありましたが、ホームページ制作とかデザイナー系だと「あの人だと一案件いくら」みたいな感じで制作量とはリンクしない制作費用というのがあったりします。

でも取扱説明書って、もちろん会社ごとに単価は違うんですが、基本的にはページ単価が基本なんですよね。

「簡潔で分りやすい(結果としてページ数も少ない)」取扱説明書を"上手く"作ると、収入が減るという暴虐。腕がよければ良いほど、低収入に陥っていく謎のスパイラル。。。

「分ってるんだったら、ホームページやロゴ同様に案件いくらで払えよ」という声が聞こえてきますが、それはそれで「社内をどうやって納得させるか」「案件単価の妥当性を検証する術がない」などの問題が発生します。

取扱説明書はホームページと違って「製品のコスト」ですから、広宣販促費みたいなエイヤっていうのがきかない/ききにくいんですよね。

ご存知のとおりメーカーというのは一銭単位の原価低減に血眼をあげておりますが、困ったことに取扱説明書というのは部品同様に「原価算入」されるため、そのコストの算出基準というのは妥当性と検証性が求められます。

営業の広宣販促費は効果なくても100万単位で「えへへ、ダメでしたぁ」で済まされるのに、取扱説明書には許されないこの理不尽さ。困ったもんです。

あと原価なので「出来がいいから多めに払う/成功報酬」みたいのも当然出来ませんし(販促物も"没"はあっても出来がいいからボーナスというのはないですけどね・・・)、どちらかというと見積りと差分が出ると原因を多くても少なくても原因を追究されたりします。

一般的にも知られている有名なデザイナー/Webデザイナーっていても、有名な取説制作屋さんって業界外で知られている人なんていませんもんね。だから「この人(会社)はすごい人(会社)で、こういう案件単価になるんですよ」と言っても取説サークル外の人に言っても通じない。

じゃぁ、「簡潔で分りやすい取扱説明書を作るのは通常のメーカーの手順の中では無理なのか?」というとそうではなくて、「簡潔で分りやすい取扱説明書を作りたいのでコスト試算方法を今までとは変えます」というのが偶然通ることがあります。

商品プロデューサーだったり、事業部長だったりになんかのタイミングで話してみると、「いいんじゃない?というか、何でそんな当然のことをやらないんだ???」みたいなことを言われてあっさりできちゃったりします。

営業とかマーケからすれば、広宣販促費やロゴに数百万~数千万かけたりするのに、取扱説明書を良くするための費用をケチる意味がそもそもわかっていなかったりします。

だから簡単に「やれよ~」という話になったりする。でもそれじゃ、全てはタイミングの問題なので、運ですよね。

それで、結果責任は「簡潔で分りやすい(結果としてページ数も少ない)」取扱説明書を制作した担当者が取ることになって、問題があれば追求され、問題がなくても誰も(取説サークルを除いて)褒めてくれないのが取扱説明書屋さんの悲しいところです。

それでも取説屋さんはWeb屋さんみたいに「俺の作ったサイトすごいでしょ、かっこいいでしょ、苦労したんだよ、頑張ったんだよ」なんて言うことは言わずに、他の取扱説明書と見比べて「あぁ、やっぱりこうした方がよかったのかな、もうちょっと良くなるよな」と自分の至らなさを感じながら次の業務に向かいます。

いや、頭が下がる。でも、だからスキルの割に収奪されるんだよね。取説屋さんは、もうっちょっと自己主張してもいいと思う。デザイナーとかWeb屋さんに比べると、スキルとか仕事の精度という意味では圧倒的に高いんだから。

ということで、「簡潔で分りやすい(結果としてページ数も少ない)」取説を作るための手法というのはないんだけど、ページ単価での取説制作ってもうやめにしたいなぁ、と。

 

■追記というか付け加え

取扱説明書制作コストがページ単価なのって、印刷業者さんが取扱説明書制作業務に進出してきてるのがいけないんじゃないかと。印刷業者さんはDTPと印刷で儲けたいので、あんまり取扱説明書制作スキルで適切な対価を得ようという気が少ない(特に印刷会社の営業さん)。だから、スキルのある取扱説明書制作業者のコストまで下止まりしてしまうんじゃないかと。

 

新規商品の名称及び品番品名決定について思うこと

新規商品を発売する際には事前に品番品名運用ルールを決めましょう、

ということがISOで決められて、それに基づいて次回発売する新シリーズの品番品名運用ルール案が送られてきたのだけど、これがなかなか。。。

早速オニのように修正指摘をいれてみたんだけど、どうせなのでちょっとまとめてみる。

 

■新シリーズの品番品名運用を決めるときは少なくとも3世代までの名前を決めておこう

新製品の品番案が「品番品名ルール」と一緒に書いてあったんですが、「XX-100」な訳ですよ。二世代目三世代目は品番品名ルール案だと論理的には「XX-101」「XX-102」になると読めた訳ですが、本当にそれでいいのかと。マイナーチェンジ感が既に満載。新シリーズなんて二世代目三世代目で花開くことも多いので、初号機に切り番名称つけると、次の世代で早速困る。

正直、3世代目くらいまでは「品番品名ルール」無しでイメージ的に決めていって、四世代目くらいに入ってから継続商品になってきた感のある規則性品番にすればいいんじゃないかとも思いますね。

とりあえずルール作りたいんだったら、「xx-100」「xx-200」・・・としていくか、初号機から「xx-109」とか切り番じゃない品番にしといたほうがいいような気がします。

 

■現時点で企画がなくてもラインナップの品番品名計画も決めておく

例えば「xx-100」「xx-200」と世代名称を決めたとしたら、上下のラインは「xx-10」「xx-20」、「xx-1000」「xx-2000」となるのが一般的。

でも例えば「xx-10」「xx-20」という品番体系にしてしまうと、下のラインを投入ということになると「xx-1」「xx-2」とかいうことになる。「xx-1」はフラッグシップ品番ぽく見えたりするので、下のラインの初号機にするのはどうかなということになるので、とりあえず可能性として想定品番は考えておく必要がある。

 

■"-"(ハイフン)は使わない

"-"(ハイフン)の使用は極力避けるべき。「xx-100」ではなく「xx100」の方が好ましい。

ひとつは検索のときにユーザーがハイフンをいれて検索するとは想定しにくい。たまにはハイフンをいれて検索する人もいるかもしれない。結果として、検索用語が分散してしまうので、検索回数が分散してしまう。予測変換や評価、そしてアクセス解析を考えたら、検索用語の分散は百害あって一利なし。

また検索対策としても、ハイフンはGoogle検索のロジックが分らない以上避けるべき。

明確な文献や証拠はないので推測ですが、ハイフン検索問題はハイフンをいれなければ発生しない。

http://www.sem-r.com/seo/20110818061702.html 

http://okwave.jp/qa/q1198909.html 

リスクは考えられるけど、ハイフンをいれるメリットはとっても小さい。

 

■ペットネーム

ペットネームも検索を考えたときに検索ワードの分散を招くリスクを考慮する必要がある。

またXperiaLEXUSのような造語ならいいが、一般用語を使うと検索順位があがらないリスクもある。

ペットネームを使うなら、品番内に「Xperia100」みたいに内包することをまず検討したい。品番と別にペットネームをつけるのは、検索全盛の世の中でメリットを見つけにくい。

もちろんXperiaLEXUSのような大きいビジネスは話が違います。

ペットネームを避けるべきなのは~数億とかいうレベルで企画されている商品の話です。

 

■英語、中国語から見たときも

品名・品番・ペットネームはGoogle日本だけでなく、Google米国、百度での検索も事前に試しましょう。

 

とりあえずこのくらいは気をつけた上で、マーケティング&管理的に最適な解を見つける必要があるのかなと。

リテラシー(文章)とオラリティ(口語)

「ロボット学論考」という本を今朝から読み出していて、そのなかにリテラシー(文章)とオラリティ(口語)の話で本来独立して存在している口語が文語に引きづられて変容しているという言語歴史学の話があって、なかなか考えさせられました。

 

「営業出身者ってなんでこんな論理で考えられ無いのだろう」というのを東京に来てから不思議でしょうがなかったのですが、リテラシの訓練を受けている人間とオラリティだけでクリアしてきた人たちの差なのだなというのを朝の都営浅草線の車内で納得。

 

携帯メールやツイッターレベルの短文は書いていても、論理構造を伴った文書と付き合いがないと、輻輳化した物事の切り分けと最小化が出来なくなるんだというのが腑に落ちました。

(私は取説・カタログ制作業務でその罠を抜けたつもり)

 

一部理系のオラリティの低さは置いといて、章立てされた階層構造を持つ文書を制作するというのが、今後の文系な方々の人生を分けて行くんじゃないかと思う次第。

理系はハード屋さんなら設計文書の階層整理と仕様書、ソフト屋さんなら論理構造に則ったコーディングと「章立てされた階層構造」と切っても切れない訳だし。

営業系も階層構造を持つ文書を書くトレーニングを早いうちにやらないと、年を取ってから辛いのかと思うのですよ。

営業の作るドキュメントのクオリティについて

某メーカーでカタログ/ホームページの担当を主にやっているのですが、カタログ/ホームページなどの販促物におけるドキュメント管理やテクニカルライティングの現状というのは惨憺たるモノがありまして、どうやったら改善できるかということに日々頭を悩ませております。

 

そもそもの問題点として、カタログ/ホームページなどの販促物は営業が作成するということがあります。営業担当者はだいたい営業部内の人員ローテーションで回っており、つい先日まで現場で営業活動をしていた人間がある日辞令をもらって販促物制作担当になったりする訳です。

「現場感がある」と言えば聞こえはいいですが、ドキュメント管理やテクニカルライティングの訓練を全く受けたことが無い人間が対外的に公開されるドキュメントの制作を行うことになるので、ある程度適性を見極めてアサインされるとしても、組織的にドキュメントとしての質を維持改善していく仕組みにはなっていないのが正直なところです。

しかも前任者が入れ替わりで支店に出たりしてしまうとノウハウの伝承もろくになされず、結果として属人的もしくは外注頼みの販促物制作がなされることになります。

販促物制作のノウハウ引継ぎは総合カタログのようなある程度まとまった量のある制作物を一緒にやりきらないと難しいですが、私の所属する規模のビジネスだと営業企画/販促物担当者は1名しかいないので(内販促物制作は私の労力的に半分弱)、共同作業をやる余裕はなく担当の変更は単純な入れ替わりを意味します。

 

入れ替わりで担当者が変更になると後任としては外注に「前回はどうやったか?」ということを聞きながら進めることになりますが、カタログ/ホームページなどの販促物制作会社は軸足はデザイン系のスキルに寄っていてドキュメント管理に弱かったりします。テクニカルライティング出来る人はたまにいるけど本当にたまに。いても外注のそのまた外注/協力会社の人だったりします。

 

これは取扱説明書の制作現場と比べると様相が随分異なります。

取扱説明書は外注頼みの部分が多いとはいえ、少なくとも外注担当者はドキュメント管理やテクニカルライティングのプロです。取扱説明書制作会社は数社と仕事をしたことがありますが、いずこもそれなりのスキルを持っており、販促物制作会社のようにillustratorをちょっといじれるデザイン学校出たての素人が気合と根性でドキュメントを作成するようなことはありません。

また取扱説明書担当者は異動になっても営業のように支店に出てしまうことは少なく、他の取扱説明書担当だったり、部を離れても開発やCS部門など比較的近い(大体本社)場所にいます。加えて、取扱説明書担当が1人ということは結構少なく、複数の業務を共同して行うためノウハウは共有しやすいです。取扱説明書担当者が1人というケースもありますが、それは開発製品がよっぽど少ないか、制作は外注に丸投げで進行管理のみを行っている場合です。

外注に丸投げという場合では、開発/企画主務者が取扱説明書担当者も兼ねていて「取扱説明書担当者がいない」というケースも勿論ありますが、これも進行管理のみを行っているという意味合いでは1人しか取扱説明書担当者がいない場合とあまり変わらないと理解してもいいでしょう。

いずれにしろ取扱説明書担当者が1人しかいない/いないというケースでは、取扱説明書制作業務は外注が仕切っていることになりますので、ノウハウや注意事項等は外注でしっかりと管理されています。しっかり管理しないと逃げられますので、ドキュメント管理については取扱説明書制作会社はノウハウもあるため非常にしっかりしています。

 

ちょっと脱線してしまいましたが、つまりは、カタログ/ホームページなどの営業系販促物は発注側も制作側もドキュメント管理やテクニカルライティングのトレーニングを受けていない素人が業務として行っているのに対して、取扱説明書は発注側も制作側も専門職であることが多いということです。

 

取扱説明書は製品の操作に欠かせないものですし、下手なことを書くもしくは書いていないと訴訟の対象になりかねませんので、制作に際しては正確かつ抜け漏れがないことが求められまるため必然的にドキュメント管理という面でクオリティがあがっていくのは必然といえば必然です。

しかし、カタログ/ホームページは企業や製品の顔であり、そこで使われている言葉が変であったり、用語や単語が乱れていたり一致性が低いのは褒められたものではありません。デザインや見栄えでいかに化粧したところで、ドキュメントとしてのクオリティが低ければ、制作物ごとに良し悪しがぶれてしまい、継続的に製品群/企業の価値を伝えることができなくなってしまい、間違った/望まないメッセージを発することになってしまいます。

場合によってはこういうことを言われてしまう。

http://d.hatena.ne.jp/takeda25/20121206/1354771291 

 

取扱説明書制作にも関わったことのある営業担当者としては、カタログ/ホームページにも取扱説明書同様のドキュメント管理やテクニカルライティングのスキルが必要かと。

 とはいえ属人的にスキルを求めるのは難しいので、運用とシステムで如何に対策を採るかが必要になっていきます。取扱説明書制作部門でもミスが発生すると「チェックをより厳密にする」とか「注意する」みたいな文言の入った報告、つまりは「気合と努力でなんとかしよう!」という結論であることがしばしばあるのですが、個々人の努力だけではミスは失くせませんし組織として継続的な向上は期待できません。

 

営業販促物であるカタログ/ホームページを中心に、製品に付随する取扱説明書・カタログ/ホームページ・GUI/操作インターフェースなどの各種ドキュメントの管理と運用をどのように行っていくべきなのか頭の体操も兼ねて書き綴っていきたいと思います。

 

※「ドキュメント管理」と書きましたが、一般的な意味合いとはちょっと違います。もう少し適切な単語が思いついたら書き換えます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%9B%B8%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0