対象製品、対応製品、適用製品、適応製品、・・・、、、

取付金具の取扱説明書を読んでいたら"適用製品"と取付可能な製品一覧が記載されていた。しかも文中には「・・・本製品の適応製品は・・・」と書かれており、同一文書内の語句揺れまである始末。

 

「"適用製品"にしろ"適応製品"にしろ変だよな。たしかカタログは"対応製品"か"対象製品"って記載していたはずだったな、どっちだっけ?」と思って確認したら「カタログに"対応製品"、ホームページに"対象製品"」と書いていた・・・orz

えぇ、カタログ/ホームページを作ったのは私です。自称「私設語句揺れ撲滅委員会会長」の当人の私です。。。

 

気を取り直して、私のミスは棚に上げておいて、"対象製品、対応製品、適用製品、適応製品"とひとつのことに四通りの単語が併用されている現状。

国内モデルだけだったら正直別になんとかなるんですよね。これまでもなんとかなってきた訳で、誰からも指摘されてないし・・・。

ユーザーもちゃんと読み替えてくれるというか、気がつかない人が大多数で、気が付いても流してくれる。

 

多言語翻訳を始めるとこれがどっちらけになってくる。

翻訳会社からの問い合わせリストが長大になり、挙句の果てに当初見積もりに無かった「単語寄せ作業代」を請求されたりする羽目になる。

一般的に翻訳作業って「日本語→英語→多言語」というフローで行われるので、日本語のブレは英語で撲滅しておかないと多言語翻訳が破綻します。

英語で破綻するのを防ぐにはどうするかというと、日本語の用語管理をしっかりしなくてはならないと・・・。

 

同じ人が作っていても(カタログ"対応製品"/ホームページ"対象製品")とぶれるのだから、担当者の注意力や人間系のダブルチェック意識ではどうしようもありません。

(ここら辺のダブルチェック意識を持っているのがミスってる本人くらい、という事情もありつつ)

 

新潮社の校正担当者に文書一式チェックしてもらって、ルールブック書いて欲しい・・・。